PARTⅠ 少年団いきいきエピソード
エピソード2
少年団、それは・・・
B少年団で「地域子ども組織の魅力」のアンケートを取りました。
この少年団は、低学年10人、高学年10人、中学生3人の小さな少年団です。
指導員の青年8名と、16世帯の父母会があります。
活動は、団会議・遊び・団の行事としてデイキャンプ、他の少年団との合同キャンプ、ハイキング、クリスマス会があり、県下の少年団との合同行事(山のつどい・雪まつり)に参加しています。
話し合っていろいろ決めよう
(本文と写真はあんまり関係ありません)
自由記述アンケートの結果、子どもたち、青年、父母は少年団の魅力を次のように言っています。
子ども
・あそびや話しあい(団会議)
・ゲーム
・遠足
・ハイキング
・イベント行事
・キャンプ
・お泊り会
・みんなでたくさんあそべたり、たのしめたりできるところ。
・いろんなところへいける
・いろんな意見がいえる
・いろいろな話し合いができる
・ちがう学校の子たちとあそべる
・電車のキップを自分のお金をだしてかえるようになった。
・キャンプや遊びでいろいろたいへんだったこともあったけど教えてもらったり、学んだりしてとてもたのしく勉強になった。
・少年団は遊びまくれる(学校はじゅぎょうばかり、体育だってあそべない)
・少年団は遊ぶ、学校は勉強
・指導員のお兄さんお姉さんがやさしい。
青年
・少年団――かけがえのないもの青春そのもの
・おもしろい夜遊び
・暇つぶし
・遊び場
・人生が変わった
・秘密結社(説明しにくい)
・大人と喧嘩する場(とりあえず負ける)。
・人格形成の場
・子供たちの笑顔が見られる
・人とのつながり、本音が言える場。
父母
・子どもは自分の属している集団に応じて顔を使い分けているが、少年団では一番本来の生き生きした顔、表情を見せているように思う―それは指導員の層の厚さによるところが大きいと思う、親でも教師でもない指導員の存在が子どもをリラックス、安心させ異年齢の縦のつながりの中で自然に助け合う、また自分の意見が活動に活かされ自信につながっていっているのも魅力。
・はじめは緊張したり、遠慮したりしていたが、今ではリラックスし、団会が待ちどおしい様子。
・学校、家庭以外に居場所があるということは、自信にもつながるようでうれしそう
・異年齢で遊べるところが魅力。いろいろな活動を経験していくにつれひとつひとつできていく。
・指導員が、高校生・大学生・社会人と年齢や環境が違ってもやりがいをもって活動している。それが子どもたちもあこがれ、慕われ、信頼関係、友情、共同作業を通しての達成感などは横のつながりと縦のつながりは少年団でこそ味わえるもの。
・親が子供たちを指導するのではなく、指導員がいてくれ、自分たちでやりたいことを決め、自分たちのルールを決めていくからどんなことも楽しくやれるのかな?
・大学生、高校生2人と小学2年の団員の4人の男の子がいますが4人とも小学一年生から少年団に参加。大学生の息子は学校、アルバイト、趣味のサッカーにと忙しい中での少年団活動、小学生の団員にまとわりつかれながらの活動を見ていると、自分の子が頼もしく思えます。自分も小学生の頃指導員から、そうしてもらっていたから出来ることなのでしょう。
・指導員の集まりで違った年齢の人たちと話ができること、親に言えないことでも話ができること、アドバイスし合っているのでしょう。
・平日は学校の宿題や習い事に追われて忙しく友達と遊ぶ暇もない。そんな中で少年団を通して思い切って遊ぶ時間ができ、日ごろのストレスを発散できている。違った学校、年齢、それに少し前を行く指導員に出会え、子ども自身自分の成長の目標ができた。