PARTⅠ 少年団いきいきエピソード
エピソード3
リターンマッチができるところ----C少年団の子どもたち
この地域の子どもたちは少年団をどうとらえているだろうか。それをまとめてみると次のようです。
①「仲間がいっぱいいる」
自分たちのやりたいことをみんなで計画・実行できる。
感動したり笑ったり、泣いたり怒ったり、困ったとき相談し、情報交換できるところ。どんな子も見捨てられない。障害をもった子、小さい子への思いやり。ツッパった子も心配。来ない子がいると心配。自己中心的になれない。
②「雑学に強くなれるところ」
ぼくたちの世代のいろいろの生活にいかすことのできる技術や知識を身につけることができる。あそびやゲーム,企画,宣伝,組織,指導力など。それを学校やクラブでも生かせる。
③「リターンマッチのできるところ」
失敗してもやり直しができる。そんななかでいろんなことを発見し、経験を身につけていける。
④「会えないのは大会社の"社長さん"と"悪い人"ぐらい」
地域のいろいろな人たちとの出会いの場、年齢差にとらわれずつき合える仲間ができ、とことん話しあえる仲間がいること。指導員や大人の人たちが見守ってくれるし、期待してくれるし、いろんなことを教えてくれる。
地域のさまざまな人たちとの出会いや、ものごとへのはたらきかけをとおしていろいろな力を身につけ、地域のなかに自分たちの生活する場を豊かに拡大していくところ。そういうとりくみを重ねながら社会的に発達=自立していく=青年期を準備していくところ。これが地域子ども組織といえるようです。
2011山のつどい 火おどりの練習